大雑把に言って、非常に勇気付けられた。ずいぶんコテコテだなと思ったので…

大雑把に言って、非常に勇気付けられた。ずいぶんコテコテだなと思ったので、どっちに転ぶか正直、不安と期待と半々状態だったけれど、良い方の想定に沿っていた。

メアリーが『フランケンシュタイン』を生み落す過程を今のこの時代に描き出す意図が伝わったし、監督の熱量も溢れんばかりという感じ。確かにどストレートではあるのだけど、むしろそれが気持ちが良い。だからなんというか、アホな発想かもしれないけど、ちょっと少年漫画みたいだとも感じた。

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絶望や諦念や怒りを糧にして育ってしまう怪物がからだのなかに棲んでいて、食うか食われるかの境目で彷徨いながら、なんだかんだ御しながら勁く強かに生きちゃうタイプの人間だな、という自覚のある人(本作の場合主には多分女性、のなかでも、何かモノをつくっている人は特に)は、見ても損はしないかと思います。

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執筆の過程のわりとクリティカルな部分で史実との違いもあったようですが、それも「有耶無耶」にしたくないというあえての意図でしょうか。

あとは、すごかったのが日本の宣伝の気合の入り方で、グッズとか著名人コメントとか「そっち系」の人歓喜。

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それから、同じ日に梯子してヨアキム・トリアー監督の『テルマ』を見たのですが、こちらもたいへんに痛快な一作でした。

想定されている文脈は色々とあるけれど、主張は明快で、めちゃくちゃポジティヴ。どこかのウェブ記事かツイッターで、これが『アナ雪』のアンサー映画で、触れられなかった要素を描き出してる、というようなことが書かれていたのだが、言い得て妙だと思った。

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生まれてしまった怪物はなすに任せよ、であるべきだし、虚構の「力」は、さっさと解体してしまえばいいんです。

佳き一年の締め括り。来年も強く生きましょう。