Aître Saint-Maclou

 Rouenの記録その④。一日、街を案内してくれた方に教えてもらった、Aître Saint-Maclouという建物。14世紀以来、現在に至るまでやや込み入った歴史を持つ。


aîtreというのはラテン語のatriumに由来するフランス語で、「墓場」という意味がある。14世紀、ペストが蔓延した際の共同墓地であった。

その後、墓地でありながら貧しい子どもたちの学校になった時期があり、数年前の改装工事を経て、現在ではアートギャラリーとして利用されている。そして最近オープンしたらしいおしゃれカフェの名前はHamlet Cafeと、アイデンティティが散逸している。


長く人の死体の置かれた場所であったということは、髑髏の装飾からその残滓が見えなくもないけれど、それでもリノベーションの効果もあってか、禍々しい雰囲気はほとんど残っていないように思われた。

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