




ジェンダー史のゼミのおでかけで、ポンピドゥセンターで開催中のAlice Neel展へ。
20世紀を通じて主にニューヨークをベースに米国で活動、コミュニストとして生涯をかけて社会運動に身を投じ、都市の周縁化された人々を中心に数多くのポートレートを残した。
肖像画もとても面白かったし、個人的には恐慌時代のニューヨークを描いた作品とバスルームのヌードの男女(彼女自身)の水彩画が気に入った。
ただ、展覧会の解説では、インターセクショナルな観点から差別や不平等といった社会不正義と闘い、フェミニズムのイコンとなった… といったテクストにあらわれているように、現代の文脈から読むという企画者の意図があまりに前面に出過ぎているように感じられて、もちろんそれ自体はものすごく大事なことながら、作品たちがすべて彼女のengagementに還元されてしまっているような印象を受けた。
少し調べた限りでは彼女についての日本語の情報はほとんど見つからなかったけど、2021年にはMETで回顧展があったようだし、ぜひ紹介されてほしいな
“Well, in politics and in life, I always liked the losers, the underdog.
There was a smell of success that I don’t like.” Alice Neel, 1984
1. « Synthesis of New York » (1933)
2. « The Intellectual » (1929)
3. « Spanish Party » (1939)
