• ずっとお慕いしている泥方陽菜さんの展示を観に、新宿眼科画廊へ。

    ギャラリーに入るやもう壮観!のときめき空間に、舞い上がって小躍りしながらぐるっとひとまわり… したところで、入り口にあったステートメントの存在に気が付いて慌てて読み始めたところ、このキュートでファンシーな空間とは一見して対照的とも思われるかもしれない、現在のこの世界に対する泥方さんの、率直で、真剣で、切実な思いが綴られていて、涙が込み上げてきてしまった(そしてそのメッセージは、ステッキたちがまさに伝えていたことだったと、あらためてじっくり鑑賞して、再度ときめきながら、痛感した)。

    ここにあるマジカルステッキたちに託された限りなく純度の高い希望を、かつてアニメのなかで戦う女の子や男の子たちの姿に憧れていたわたしも、たしかに抱いていたと思う。

    人間の愚かさや醜さがあまりにもあからさまなかたちで露呈し溢れ出し続けているいま、あちこちで起きていることのせめて断片だけでもと報道を通じて覗き込もうとすればまるで目を疑うような殺戮と破壊と腐敗が広がっていて、わたしたちがこれまで最低限は共有していたと思っていた倫理やら良識やらとされるものは一体なんだったのかと、おかしいのは自分のほうなのだろうかと正気を保てなくなりそうになり、しかし自分はあまりにも非力で、せめてものできることはほとんど何かになるわけでもなく、目の前にある日常を──それがいつ突然に崩れ去るかという意識をうっすら抱えながら──続けていかないとならない。

    泥方さんが、現実の困難さを見据えながらも諦めてしまうことなく、ひとりひとりが自分の意思で思考を変化させる力を、そしてその積み重ねによって時代がポジティヴに変容する可能性を信じていると表明してくれたことに、本当に勇気づけられたし、わたしもそれを共有したい。

    夢を心の支えとしながら現実と向き合ってきたので、これから生きる人たちの夢もずっと守られる世界にしていかなければと、つよくてうつくしい作品に出逢うと必ず思う。もしそれが子ども染みて甘ったれてナイーヴな思いかもしれなくても、たぶんこれからも、繰り返し思うし、言える限り、言い続ける。

    展示の会期は3/18(水)まで。ぜひ多くの方に訪れてほしいです。

    そして遠い未来にどこかの誰かが、泥方さんの希望の込められたステッキを、土の中から見つけ出してくれますように。

    🪄🌙🪞

    「MAGICAL OOPARTS」

    泥方陽菜 @_godog_

    2026年3月6日(金)~18日(水)

    12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊

    https://www.gankagarou.com/show-item/202603hijikataharuna/

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    今日はようやく、物販の棚に残ってくれていた幽霊さんの最後のひとりをお迎えすることができました⭐️🤍

  • 葉山にてお人形は海を見ているのかしら、という思いが浮かんでからほどなくして、海の色の瞳の人形たちに逢うことができました。

    ヒロタサトミさんのお人形さんたちには、本当にたまらなく、胸を甘くきゅんとさせられる。

    ひとりの子はなんとブロンテ姉妹を読んでいたのですが、可憐な佇まいのこの子の心のなかにはいったいどんな激情が渦巻いているのでしょうか。

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    「ガラスの瞳は海の色」ヒロタサトミ人形展

    12月10日(水)〜12月21日(日)ギャラリーMalle

  • なんだか重たい鎖を解かれたような気分がするので(気がするだけな気もするが)、昨日は少しだけ足をのばして、葉山の旧足立邸、陽月さんの展覧会「Miroir de l’âme – 映りゆくもの、宿るもの -」へ行きました。

    これから、人形たちとはまた新たな心持ちででかかわってゆきたいし、少しずつ、人間社会にも復帰(?)していけたらと思います。

    人形を前にしてはいつものように、あなたはなにを視ているの? と勝手にあれこれ思いを巡らせずにはいられないわけですが、展示のあとで立ち寄った神奈川県立近代美術館の庭からぼーっと海を眺めていたらふと、あの子たちのうちのひとりの瞳の映していたのはこの海だったのかもしれないな、という思いが浮かんできました。いまさらすぎるのかもしれませんが。

    葉山館の企画展は「若江漢字とヨーゼフ・ボイス」、コレクション展は「没後10年 江見絹子」でした。

    #ベルベットノット人形展 #velvetknotdollexhibition

  • 画廊・珈琲 Zaroffさんへ、菅野まり子さんと川野芽生さんの展示「忘却術 The Art for Oblivion」を訪れました。

    言葉と図像との往還を経て生み出されていった結晶のような作品たち。

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    ときおりこうして濃密な幻想に耽るたび、甦えるかのようなこの世界が、心を生かしてゆくために不可欠なのだと思い出す(のに、日々過ごすうちにまた遠のいてしまうことを今後も繰り返していくのだろう)。そして此の世にあって現と幻とが、つねに隣り合わせにあるのだということも。

  • マンガはわりと序盤でやめてしまい、アニメ版も見ていないのに、IRIS OUTの予告編でまって何これ、となり、JANE DOEのムービーでがつんと追い打ちをかけられ、気づいたらチケットを取っていた。おそるべし米津玄師。

    そんな不純な動機でしたが、夏の終わりの少年少女と大人のお兄さんお姉さんたちに囲まれながら、100分間満喫しました。